あれから 半年経った。
私の中で、あの日の出来事は未だに拭えない汚点として、思い出すたび体中を切り刻みたい衝動に駆られる。

彼女とも連絡を取っていない。
あれから恐らく彼らは離婚しただろう。
私には彼女と連絡の取りようが無い。
ネットにも現れなくなった。
今はサイトをチェックすることも諦めた。
私は「あけち」のハンドルを削除した。


ゆきおは会社を退職したらしい。
田舎に帰ったと伝え聞いたが、どうでも良かった。
ただ、彼は私も彼らの汚物の感情に引きずり込んで、何がしたかったのか、最近ふと考えることがある。

もし、最初から彼に全て正直に話していたら、彼は満足し、私を引きずり込むようなことを考えなかったのだろうか?

もし、あのまま彼女と接触を持たなかったら、私は彼女に好意を寄せることはなかったのだろうか?

ゆきおはこのことを全て想定して仕組んだのだろうか?

彼女と偶然出会ったら、私はどうしたらいいのだろうか?
街で彼女に似た後姿を見かけると、追いかけるべきか、このまま去るべきか、いつも迷う。
私の存在は、彼女の人生の汚点を思い出させることである。
彼女が新しい人生を生きていくと決心したのであれば、私は絶対に彼女の前に現れてはいけない。

私は、いつまで、ゆきおにかけられた呪いに苦しめられるのだろうか。


−−−−−−−−−−−−−

これで全て終わりです。

もし、あなたが読んだくれたら、私の感情をくみ取ってください。

私はあなたの幸せを願うだけでは、満足できなくなりました。


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